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しじみとATP

ATPは、常に私たちの体の中で作り出され、さまざまな活動をする上で必要不可欠な物質です。
このATPとしじみに含まれるいくつかの成分には、とても深い関係性があります。

それでは、ATPとしじみの成分にはどのような関係があるのか、詳しく見ていきましょう。

ATPとは

ATPは、アデノシン三リン酸(Adenosine TriPhosphate)と呼ばれる物質の略称です。
エネルギー伝達物質として細菌や植物、動物の筋肉などに広く存在し、細胞などがさまざまな生命活動をする際に利用されます。

ATPは、アデノシンに三つのリン酸が結合した形になっており、このうちリン酸が一つ取れてADP(アデノシン二リン酸)、更にもう一つ取れてAMP(アデノシン一リン酸)に分解される時に、大きなエネルギーを放出します。

細胞内でエネルギーをやりとりする際、エネルギーの保存や利用に関わっていることから、ATPはエネルギーの「通貨」に例えられます。

しじみに含まれる成分とATPの相互関係

しじみに含まれる成分とATPには、互いの働きを助け合う作用があります。

オルニチンはATPの産出を助ける

肝臓は、食事から摂取したたんぱく質を分解し、エネルギーを作り出すといった作業を行っています。
しかし、たんぱく質の分解時に発生するアンモニアは、エネルギーのもとであるATPの産出を阻害してしまいます。

しじみの可食部100gに10~15mg含まれるオルニチンは、アンモニアの除去を促し、ATPの産出をスムーズにします。
これにより、疲労の回復や睡眠障害を改善する効果があります。

ATPはオルニチン回路の動力源

ATPは、肝臓でたんぱく質を分解する際に発生するアンモニアを、無害な尿素に変換する「オルニチン回路」と呼ばれるサイクルに必要なエネルギーです。

オルニチン回路では、アンモニアとしじみに含まれるオルニチンが反応した後、複雑な工程を経て尿素を生成しますが、この途中、三回に渡ってATPが必要となる場面がでてきます。

ATPがなければ、オルニチン回路はそのサイクルを繰り返すことができません。
ここで消費されるATPは、ミトコンドリア(※)で作られるATPの、実に十数%にものぼるといわれています。

※ミトコンドリアとは...ほぼすべての菌類や動植物の細胞に含まれている、細胞内構造物。
ミトコンドリアが細胞内で呼吸することによって、ATPを作り出している。

しじみに含まれる他の成分とATP

オルニチンだけでなく、しじみに含まれる他の成分にも、ATPの産出を助ける作用があります。

しじみの可食部100gに32.4mg含まれるタウリンは、ATPを作り出すミトコンドリアの増殖を助ける効果があります。
また、しじみに豊富に含まれるビタミンB群や鉄には、ミトコンドリアのATP合成を促す働きがあります。

しじみで疲れ知らずの毎日を!

あまり知られてはいませんが、しじみに含まれる成分と体内で作られるATPは、互いに助け合うことで私たちの身体に良い影響を与えているのです。

アルコールの摂り過ぎや、加齢による肝機能の低下は疲労の原因の一つです。
オルニチンやタウリンなど、栄養が豊富なしじみでATPを作り出し、エネルギッシュな毎日を送りましょう。

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