メインイメージ

しじみに含まれるカルシウム

しじみに含まれる豊富な栄養素の一つに、カルシウムがあります。
カルシウムは骨や歯の健康維持に欠かせませんが、現代人の不規則な食生活では、不足しがちな栄養素でもあります。
今回は、しじみに含まれるカルシウム量と、しじみからカルシウムを摂ることのメリットについてのお話です。

カルシウムとしじみ

しじみには、どれくらいのカルシウムが含まれているのでしょうか?
また、なぜしじみからカルシウムを摂取するのが良いのでしょうか?

しじみに含まれるカルシウム量

しじみの可食部100gあたりには、カルシウムが130mgほど含まれています。

魚やチーズに含まれるカルシウムが1000mgを超えることを考えると、カルシウムの量だけでいえば、しじみよりも多くカルシウムを含む食材はたくさんあります。
それなら、なぜカルシウムの摂取にしじみを勧めるの?と思われるでしょう。
その答えは、しじみに含まれる他の栄養素が握っています。

カルシウムと他の栄養素の相性

実はカルシウムは、単体では効率よく吸収されないことの多い栄養素です。
含む食品によって異なりますが、最も優れているチーズでもその吸収率は50%程度です。
カルシウムは他の栄養素との相性によって吸収率が変化するため、相性の良い栄養素を一緒に摂ることが重要なのです。

しじみに含まれる相性の良い栄養素

しじみに含まれる、カルシウムの吸収を助ける栄養素には、以下のようなものがあります。

・マグネシウム(カルシウムを骨の中に取り入れる)
・たんぱく質(カルシウムの吸収を促進する)
・ビタミンK(取り込んだカルシウムを骨に沈着させる)

しじみの貝殻にもカルシウムがいっぱい!

普段は捨ててしまうのが当たり前のしじみの貝殻ですが、実はこの貝殻にも、カルシウムが豊富に含まれています。
しじみの身が守られていた貝殻の裏面は90%以上が、表面に至っては実に99%が、炭酸カルシウムでできているのです。
これを知ったら、捨ててしまうのはもったいなく感じますね。

しじみ貝殻を利用したサプリメント

実際に、しじみの身だけでなく貝殻の成分にも注目し、加工してサプリメントとして販売しているメーカーもあります。

貝殻の主成分である炭酸カルシウムは、一定の温度で焼くことでカルサイトと呼ばれる結晶構造に変化します。
この結晶化したものを、さらに粉末にすることで飲みやすくし、しじみの身とともにサプリメントに加工しているのです。

自宅でのしじみの貝殻の利用方法

しじみを扱うある水産加工業者は、しじみの貝殻を利用して、自宅でも簡単にできるカルシウムの活用方法を提案しています。
しじみの貝殻を使って、カルシウムの溶け込んだお酢を作る、という方法です。

しじみカルシウムのお酢の作り方

1.まず、しじみの貝殻をよく洗います。
2.その後、煮沸消毒を行い、しっかりと乾燥させます。
3.乾燥したら、カルシウムをより効率的に抽出するために、できるだけしじみの殻を細かく砕きます。
この時、貝殻が飛び散って怪我をする恐れがありますので、タオルなどに包んだ上から金槌などで叩き、砕くようにしましょう。
4.次に、それをティーパックなどに入れて、大きめの容器にティーパックが浸かるように市販のお酢を入れます。
5.6時間ほど待ってティーパックを取り出し、お酢を濾したら完成です。

お酢と貝殻の使い方

出来上がったお酢は、酢の物や煮物などの料理に利用することができます。

また、ティーパックから出したしじみの貝殻は、家庭菜園などの肥料として利用すると、植物の発育が良くなります。
不要な場合は、土に埋めるかごみとして処理すると良いでしょう。

カルシウムはしじみから効率良く摂ろう!

カルシウムは、骨や歯を作るだけでなく、出血を止めたり、ホルモン分泌に関わるなど多くの役割をもっています。
特に閉経後の女性は、女性ホルモンの分泌量とともにカルシウムの吸収率が下がり、骨粗しょう症にかかりやすくなってしまうため、注意が必要です。

年齢・性別にかかわらず、十分な量のカルシウムを補うこと、それに加えてカルシウムの吸収率をアップさせる栄養素を一緒に摂ることが、健康維持には大切と考えます。
そのためには、それらの栄養素がバランスよく含まれる、しじみの摂取を心がけてみてはいかがでしょうか。

こんな記事も読まれています

トップに戻る