メインイメージ

しじみとカルニチンの関連性

主にダイエットサプリメントなどに配合され、脂肪の燃焼が期待できることで知られるカルニチンは、しじみに含まれる成分と関係があります。
しじみとの関連性や、カルニチンの効果などについて、詳しく解説します。

※カルニチンには、L-カルニチンとD-カルニチンの二種類が存在しますが、ここでは「L-カルニチン」について解説しています。

L-カルニチンとは?

L-カルニチンは、主に肉類やしじみなどの貝類に含まれる必須アミノ酸の一種です。
人の体内には、約20gのL-カルニチンが存在しますが、そのほとんどが筋細胞に集中しています。
エネルギーを産出したり、脂肪を燃焼させたりと、太りにくい身体を作る上で重要な成分とされています。

しじみとL-カルニチンの関連性

L-カルニチンは、しじみに含まれるいくつかの栄養素から合成されます。

主な原料となるのは、リジンとメチオニンというアミノ酸です。

しじみの可食部100gには、リジン400mg、メチオニン150mgが含まれています。
これらのアミノ酸から、肝臓や腎臓でいくつかの工程を経て、L-カルニチンが合成されます。

また、L-カルニチンの合成には、リジンとメチオニンの他にも、ビタミンC、ビタミンB6、ナイアシン、鉄などの栄養素も必要です。

しじみには、L-カルニチンの合成に必要な、これら全ての栄養素がバランスよく含まれています。

L-カルニチンの効果

L-カルニチンには、以下のような効果があります。

エネルギー産出と脂肪燃焼効果

運動や活動に必要なエネルギーは、糖質、たんぱく質、脂質(脂肪)から産み出されますが、L-カルニチンは、身体に蓄積された脂肪を優先的にエネルギーとして利用できるようにします。
そうすることで、糖質や、筋肉のもととなるたんぱく質を温存して、持久力を高めます。

この時、脂肪がエネルギーとして燃焼されるため、ダイエット効果が期待できるのです。

筋肉痛の軽減

L-カルニチンには、毛細血管を拡張し、血流を良くすることで筋肉痛の原因となる筋細胞の損傷を抑え、筋肉痛を軽減するといった効果もあります。

このような効果を感じるためには継続的な摂取が必要です。
最低でも2週間程度は、続けて摂るようにしましょう。

神経伝達物質の増加

L-カルニチンは、脳においても重要な役割を果たしています。

体内のL-カルニチンの10%は、アセチルL-カルニチンという形で存在します。
アセチルL-カルニチンは、脳の中枢神経に作用し、神経伝達物質であるアセチルコリン(※)の合成を促進します。

※アセチルコリンとは...自律神経のうち、休息や睡眠を司る副交感神経を刺激したり、記憶力や学習力などの脳の機能に関わる物質。

心臓の健康維持

心臓の筋肉が動く際に必要なエネルギーも、このL-カルニチンが供給していることが分かりました。
高血圧、心不全、狭心症といった心臓や血管の疾患予防に有効で、治療薬としても認められています。

食事から補給する重要性

体内で利用されるL-カルニチンは、約75%は食事から摂取したもので、体内で生合成されたものは残りのたった25%にすぎません。
3/4は食事から摂取したものであるため、食事からの摂取が大変重要なのです。

しかしながら、近年は不規則な食生活を続ける若者が増えています。
このような若者のL-カルニチン摂取量は、近年不足しがちな傾向にあります。

また、生合成できる量は、加齢によってさらに低下するといわれています。
成長期の子供や妊娠中の女性も、通常より必要量が多くなるため、年齢にかかわらず、しじみなどの食品から積極的に補う必要があります。

ダイエットするならしじみのカルニチン!

冒頭にもあるように、L-カルニチンは脂肪燃焼を促進する効果があるとして、ダイエットには適した栄養素です。
しかし、ダイエットを行う人は、L-カルニチンの最も豊富な牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類の摂取を、カロリーや脂質が多いからといって避ける傾向にあります。

そこで、カロリーや脂質が少なく、かつL-カルニチンが豊富な食品として、しじみの摂取をおすすめします。
100gあたり51kcal、脂質はたったの1gと、低カロリー低脂質でありながら栄養豊富なしじみは、きっとダイエットの強い味方になってくれるでしょう。

こんな記事も読まれています

トップに戻る