メインイメージ

しじみに含まれるグルタミン酸

しじみには、グルタミン酸という栄養素が豊富に含まれています。
グルタミン酸は、しじみを語る上で欠かすことができません。
なぜなら、しじみに含まれることで有名なオルニチンを生み出す作用があるだけでなく、しじみの美味しさにも関係がある栄養素だからです。

グルタミン酸とは

しじみに含まれるグルタミン酸は、非必須アミノ酸の一種で、ある程度体内で合成することができます。
アミノ酸は、皮膚、筋肉、内臓、髪などをつくるたんぱく質を構成していますが、私たちの身体には、体重に対して約2%のグルタミン酸が存在します。

しじみに含まれるグルタミン酸

しじみには、可食部100gあたりに約680mgのグルタミン酸が含まれます。
グルタミン酸の摂取目安量ですが、厚生労働省によって定められた数値は特にありません。
通常通りの食事をしていれば不足することはほぼありませんが、グルタミン酸の豊富なしじみなどの食材を食べることは、健康においてたくさんのメリットがあります。

グルタミン酸の役割

しじみに含まれるグルタミン酸には、体内でどのような役割を果たしているのでしょうか?

利尿作用

グルタミン酸は、肝臓でのたんぱく質の分解時に生まれるアンモニアを解毒し、尿として排出させる作用があります。

エネルギー源になる

グルタミン酸は体内で即効性のエネルギー源として利用され、肉体的な疲労の回復に役立ちます。

脳のはたらきを良くする

グルタミン酸は、脳内にも多く存在し、興奮を促す神経伝達物質として作用しています。
学習や記憶などの脳の機能を高め、認知症の予防にも効果があるとされています。

グルタミン酸から変換される物質

いくつかの物質は、体内でグルタミン酸から変換されます。

オルニチン

しじみが肝臓にいいとされるのは、しじみに含まれるオルニチンの作用が理由です。
オルニチンは「オルニチンサイクル」と呼ばれる肝臓の代謝経路における主要な栄養素のひとつですが、実はグルタミン酸から変換されています。

GABA

GABAは、ストレスを和らげたり、リラックス効果があるとされる物質で、チョコレートの原料であるカカオにも含まれています。
気持ちを落ち着かせることでストレス性の睡眠障害を改善したり、血圧を下げるなどの健康効果も報告されています。

このGABAも、しじみに含まれるグルタミン酸から、同じくしじみに含まれるビタミンB6の助けを借りて、体内で変換されます。

抑制性の神経伝達物質であるGABAは、興奮性のグルタミン酸とは対をなす関係です。
ところが、グルタミン酸を多く摂ると、体内の恒常性(バランスをとろうとする仕組み)から、一部がGABAに変換されると考えられています。

旨味成分としてのグルタミン酸

しじみから出る美味しいだしの正体は、グルタミン酸、アラニン、コハク酸という3つの旨味成分からなっています。
グルタミン酸は日本で最初に見つかった旨味成分で、昆布だしやチーズ、またトマトなどの野菜にも含まれており、調味料にも利用されています。

グルタミン酸のような旨味成分は、香りや味で食欲を増進させたり、胃液の分泌を促して消化を助けるといった効果もあります。

しじみのグルタミン酸で美味しく健康に!

グルタミン酸は、私たちの身体には欠かすことのできない大切な栄養素です。
それだけでなく、料理の美味しさのもとともなる成分だったのです。
毎日少しずつでもしじみやしじみサプリなどを摂り、たくさんの作用を持つグルタミン酸を補いませんか?

こんな記事も読まれています

トップに戻る