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しじみのさまざまな食べ方

しじみ、普段はどのようにして食べていますか?
せっかくですから、しじみ汁だけでなく、いろいろな料理に取り入れてみませんか。
今回は、各地で食べられているバリエーション豊かなしじみ料理をご紹介します。

和食

日本では、古くからさまざまな料理にしじみが利用されてきました。
まずは、全国的に食べられているしじみの食べ方からご紹介します。

しじみ汁

しじみを使った料理として最も一般的なのが、しじみ汁です。
砂抜きをしたしじみと、味噌さえあれば作ることができ、とても手軽です。

しじみ汁を作るときのポイントは、火を入れすぎないことです。
しじみの身は、加熱しすぎると硬くなって食感を損なうことがありますので、水から煮て沸騰したら一旦火を弱め、そのまま弱火で加熱を続けるとよいです。
その後火を消して味噌を溶かしたら、再沸騰させないよう気をつけながら温め、お好みで刻みネギを散らせば完成です。

しじみからしっかりと旨味成分が出ますので、あえて他にだしは使わず、しじみそのままのだしの味を楽しみましょう。

しじみの炊き込みご飯

お弁当やおにぎりにも最適な、しじみの炊き込みご飯はいかがでしょうか?

生のしじみを使う場合は、砂抜きして茹でておき、あらかじめ貝から外しておきましょう。
茹でた際のお湯は、しじみのだしが出ているので後で使用します。
この手間を省きたい場合は、市販されている乾燥しじみが便利です。

お米は研いで30分ほど水に浸しておき、水を切って醤油、酒、みりん、塩などの調味料を入れます。
米の分量に合わせて茹で汁か水で水位を調節し、人参やきのこ類などの細かく切った具材と、しじみをのせて炊飯します。

しじみの炊き込みご飯は、ご飯や他の具材にまでしじみのだしが染み、子供から大人までみんなが喜ぶ一品です。

しじみのガーリックバター焼き

ごはんのおかずやお酒のつまみに、しじみのガーリックバター焼きもおすすめです。

バターを熱してにんにくを炒め、砂抜きしたしじみを殻ごとフライパンに投入します。
酒を振って蓋をし、貝が開いたら塩コショウ、醤油で味付けをすれば出来上がりです。
お好みで、刻んだ大葉を散らしてもおいしくいただけます。

しじみの産地に伝わる地元の料理

しじみの産地として有名な漁場のある地域では、しじみを使ったさまざまな料理が存在します。
全国的に食べられているしじみとは一風変わった、その地ならではの郷土料理をご紹介します。

宍道湖のしじみ汁

しじみ漁が有名な宍道湖では、先ほどご紹介したものとは違うしじみ汁が、郷土料理として伝えられています。
宍道湖のしじみ汁は、しじみの他に油揚げや小松菜などの具材を加え、かつおだし、酒、醤油であっさりと味付けをしたものです。

かつおだしにはイノシン酸という成分が含まれていますが、これはしじみには含まれていない旨味成分です。
旨味成分は、違う種類のものを掛け合わせることで、旨味が何倍にも増幅するといわれています。
しじみに含まれるグルタミン酸、コハク酸などの旨味成分と相性が良いので、ぜひ作ってみましょう。

網走市のしじみの酒蒸し

酒蒸しといえば、あさりやはまぐりなどが使われることが一般的ですが、しじみ漁が盛んな網走湖や藻琴湖のある北海道網走市では、地元料理としてしじみの酒蒸しがよく食卓に並びます。

こちらも砂抜きをしたしじみと、日本酒だけで作ることができる一品です。
鍋にしじみと日本酒を入れて蓋をしたら、中火で後は貝が開くのを待つだけです。
仕上げに刻みネギを散らせば彩りもよくなります。

味付けは特に必要なく、しじみの旨味成分とお酒の香りで素材の美味しさを味わえます。
日本酒は、しじみの身が加熱によって固くなることを防いでくれる効果があり、ふっくらとやわらかいままの歯ごたえを楽しむことができます。
しじみのだしが出た汁まで残さずいただきましょう。

琵琶湖のしじみ豆(しぐれ煮)

しじみ豆は、セタシジミの原産地である、滋賀県の琵琶湖周辺で食べられている郷土料理です。

殻から外したしじみと大豆を生姜、醤油、酒、ざらめで汁気がなくなるまで甘辛く煮込んだもので、しじみの旨味と大豆の甘みがよく合う一品です。
しじみ、大豆どちらも栄養豊富な食材で、おかずとしてはもちろん、健康的なお酒のつまみにもぴったりです。
地元ではおにぎりの具にしたり、オムレツの具材にするなど他の料理に利用することもあるそうです。

洋食

しじみは、海外発祥の料理とも相性のいい食材です。
とくに、他の貝類が使われる料理では、その貝の代用としてしじみを使うことができます。

クラムチャウダー

日本でははまぐりやあさりを使うことの多いクラムチャウダーにも、同じ二枚貝であるしじみとの相性が抜群です。
あらかじめ煮て貝を開けさせておいたしじみと、小さく切った玉ねぎ、じゃがいも、にんじんなどの野菜をバターで炒め、塩、小麦粉を加えて混ぜます。
牛乳を入れて全体に火が通ったら、ひと煮立ちさせて完成です。

調味料は塩だけですが、しじみや野菜から出た旨味の優しい味わいを楽しむことができます。
栄養豊富でヘルシーですので、寒い日や食欲のない日の食事に最適です。

ボンゴレビアンコ

ボンゴレビアンコもまた、しじみが使われることのあまりないメニューです。
しかし、「ボンゴレ」はイタリア語で「二枚貝」を意味する言葉ですので、ぜひしじみでも作ってみましょう。

オリーブオイルににんにくと鷹の爪を熱し、香りが立ったら殻ごとしじみを投入します。
白ワインを加えて蓋をし、貝が開いたら茹でておいたスパゲッティを入れます。
あとは、塩コショウ、バター、パスタの茹で汁で好みの味に調節しながら絡めます。

しじみからしっかりとおいしいだしが出るので、味付けは最低限で大丈夫ですが、物足りないときは醤油を加えると一味違った和風の味付けになります。

しじみ料理、色々作ってみよう!

この中に、あなたの知らないしじみ料理はありましたか?
しじみ料理は濃い味付けをしなくても、しじみに豊富に含まれる旨味成分で、素材そのものの味が楽しめます。
他にも、その家庭だけのオリジナルの料理で、しじみの美味しさを味わってみましょう。

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